【ババガレイ】北海道では「ナメタ」と呼ばれる美味しいカレイ。煮付けはもちろん、塩焼きや干物も絶品です

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NORTH DISH編集部

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NORTH DISHのスタッフが、北海道のスーパーに並んでいる身近な食材を紹介します。今回は煮付けはもちろん干物もうまくて、居酒屋のメニューに登場することも多い「ババガレイ」です。

【ババガレイ(母母鰈・婆鰈)】とは

ババガレイ,ナメタガレイ,インドガレイ

日本海及び駿河湾以北に生息する「ババガレイ(母母鰈・婆鰈)」。その名前については“外見が薄汚れていて、皮がブヨブヨしている”ところに由来するという説がありますが、見た目や触感に目をつぶれば肉厚でとても美味しい白身魚です。
縦に細長い楕円形をしており、カレイの中では比較的大型の種類で体長は60cmほどに成長します。北海道ではオホーツク海及び太平洋側で多く漁獲されています。

ババガレイは多量の粘液で覆われている魚で、表面はヌメヌメしています(画像は水洗い後のキレイな状態)。
その特徴から「ナメタ」「アワフキ」とも呼ばれ、他にもアブクガレイ、ビタガレイ、ボサツといった別名や、ヤマブシガレイやインドガレイといった地方名もあります。
北海道では「ナメタガレイ(滑多鰈)」と呼ばれることが多く、高級魚に分類されます。旬は身が厚くなり脂が乗ってくる晩秋から春にかけて。産卵期は3〜4月頃とされ、子持ちのメスは大変人気があります。

【ババガレイ】を味わう

「ババガレイは煮付けに限る」と言われるほどですので、最もおすすめの調理法は煮付けです。味がしみ込んだその身には甘みと旨みがあって絶品ですよ。

ババガレイの塩焼き,ナメタガレイの塩焼き

しかしながら、塩焼きも煮付けに負けないほどの美味しさがあります。

ばばかれい(なめた鰈)の塩焼き

火を通しても身が硬くならないため、フワフワ・ホクホクの食感を楽しめますよ。カレイの皮には特有の臭みがあったりしますが、ババガレイにはそれがありません。身離れも良く、とても食べやすい魚です。

ババカレイ(ナメタカレイ)のソテー

大型の魚であるため、お好きなサイズでカットして異なる調理法で味わってみるのもおすすめです。
塩コショウで下味をつけて、小麦粉をまぶしてバターで焼いたムニエルはいかがでしょうか。

ババガレイ(なめたかれい)のソテー

肉厚なため、表面はカリッとしつつも中はふんわりの食感を楽しめます。ヒラメにも負けない美味しさですよ。

他にも新鮮なものは刺身にしてみても良いですし、一夜干しもぜひ味わって頂きたい食べ方です。干物にすると旨味が凝縮し、ご飯のお供はもちろん、お酒のつまみにもぴったりです。北海道では居酒屋メニューになったりしています。

以上、北海道のスーパーで買った「ババガレイ(ナメタガレイ)」のレポートでした。自宅で調理する際はぬめりが気になるかもしれませんが、本当にうまい魚です。ぜひ味わってみてください。

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