【栄養も甘みも逃さない】とうもろこしの蒸し方を調理道具ごとに紹介。

北海道食材の豆知識
Ayaka Izawa

Ayaka Izawa

フリーランスで管理栄養士の仕事をしながら、北海道栗山町の井澤農園で販売・営業を行い、地域の産品作りや食育などの地域おこし事業にも関わっています。 自称「農家フェチ」!

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とうもろこしを食べる際、加熱方法は「茹でる」がメジャーかもしれませんが、蒸しとうもろこしもおすすめです。蒸し野菜としてニンジンやジャガイモなどの根菜、キャベツなどを食べる事はあるかもしれませんが、生のとうもろこしを蒸して食べる機会はなかなか無いかもしれません。

家庭でできる蒸す方法や、気になる蒸し時間について解説します。

とうもろこしは蒸すとどんな味になる?

蒸した白い2本のとうもろこし

「蒸す」とは食品を水やお湯に直接触れさせず、水分が沸騰して出てくる水蒸気で加熱する調理方法です。

基本的に、蒸し野菜は茹で野菜よりも野菜本来の味も栄養素も逃がさず楽しめ、焼いたり炒めたりする場合よりも柔らかくヘルシーに食べることができます。とうもろこしも茹でるよりも栄養価も甘みも逃さず食べられますよ。 電子レンジで加熱した際と比べると、粒の柔らかさとハリが蒸しとうもろこしの方が上です。

とうもろこしの蒸し方

とうもろこしを蒸す、と言っても調理器具によって蒸し方は様々。蒸し料理に使う調理器具と言えば、電子蒸し器やせいろがを思い浮かべますよね。実はどこの家庭にもあるフライパンや電子レンジでも蒸し料理は可能なのです。とうもろこしを蒸す3種類の方法をお伝えします。

電子蒸し器やせいろで蒸す場合

せいろで蒸す白と黄色の2本のトウモロコシ

電子蒸し器やせいろは使い慣れている人なら簡単にできます。

いつも通りの使い方で水蒸気が上がってきたらとうもろこしをセットし、10分間蒸すだけ。

蒸す際は皮を剥いて蒸しても良いですし、とうもろこしの表面の皮を剥いて最後の2~3枚をとうもろこしに漬けたまま皮付きで蒸してもかまいません。もちろん食べやすい大きさにカットしてから蒸しても良いです。

皮付きのまま蒸すと、そのまま冷ましてもとうもろこしの粒にシワができにくいですよ。シワを防ぎたい場合は蒸したてをぴったりラップしてあげましょう。

蒸し器やせいろを使うと、蒸し野菜として他の野菜と一緒に加熱できることもメリットです。

フライパンや鍋で蒸す場合

とうもろこしをフライパンで蒸す

フライパンや鍋で蒸す場合は「蒸し焼き」の方法がおすすめです。

とうもろこしが入り、とうもろこしを入れた後に蓋ができるサイズのフライパンや鍋を用意します。

皮を薄皮だけ残して剥いたとうもろこしを入れ、深さ1㎝程まで水を入れた後、中火でクツクツいうまで加熱。蓋をして弱火で10分間待てば完成です。

皮を剥いてしまった場合、鍋底にクッキングシートやアルミ製の落し蓋を1枚敷くととうもろこしの粒が直接鍋底に当たり焦げ付いたり焼けてしまうことを防ぎます。 大量のお湯を沸かさなくても良いので水を節約することもできますよ。

電子レンジで蒸す場合

とうもろこしを電子レンジで茹でる

とうもろこしの旬は夏。夏に鍋でとうもろこしを茹でたり蒸したりするのは億劫になりがちですが、電子レンジを使えば問題解決です!

レンジを使う場合はとうもろこしの皮をすべて剥き、さっと水にくぐらせた後ラップでぴったり包みます。1本だけを加熱する場合は600wで5~6分ほど加熱しましょう。もし加熱ムラができやすい電子レンジの場合は4分加熱後にひっくり返してもう2分間加熱すると良いです。

蒸しあがったらお好みで塩を振って召し上がれ!すぐに食べない場合はラップをはがさずにそのまま粗熱を取って冷蔵庫へ入れましょう。蒸し上がりすぐにラップをはがしてしまうと粒にシワができる原因にもなります。

2本、3本と本数が増えると加熱時間もそれに合わせて増えるので、ご家庭の電子レンジの様子を見ながら調整してみてください。

まとめ

蒸しトウモロコシ2本

とうもろこしの蒸し方をお伝えしました。蒸し器を使うほか、フライパンや電子レンジでもできるので、蒸しとうもろこしも手軽な方法ですね。

茹でる、蒸す、焼く、どのとうもろこしが自分の好みに1番合うか試してみてはいかがでしょうか。

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