北海道旭川市の一角に位置する江丹別(えたんべつ)は、人口250人余りの小さな町です。そばの有名な産地として知られるこの地域は、北海道産ブルーチーズの代表格である『江丹別の青いチーズ』が作られている上、冬場は全国で一番寒い日を記録することもざらにあり、何かと知られている町でもあります。チーズも寒さも日本一レベル!今回は江丹別町の伊勢ファームが作る『江丹別の青いチーズ』の実食レポートを行います。
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江丹別町(えたんべつちょう)は旭川市の北西部に位置する町です。旭川は北海道内でも夏は暑さが厳しいと言われていますが、江丹別町の冬は全国で1番の最低気温を記録します。過去最低はマイナス41℃。冬にテレビで「今日本一寒い町!」という特集が出た時には江丹別の可能性大ですよ。
伊勢ファームは約20頭の牛を飼う牧場で、放牧を中心に白と黒の「ホルスタイン牛」や濃厚なミルクを出す「ジャージー牛」などを育てています。そこで生産される生乳は、敷地内の直売所でソフトクリームになる他はブルーチーズへ。
オフィシャルサイトが大変面白く、ブルーチーズの作り方をYouTubeで公開したりとサービス精神も旺盛!なかなか江丹別町にいけないという方はぜひ覗いてみてください。
伊勢ファームの『江丹別の青いチーズ』はどんなチーズ?
『江丹別の青いチーズ』は生産量に対して人気が高く、なかなか手に入れることが難しいチーズです。日本にも多くのチーズ工房がありますが、大半は一つの工房で数種類のチーズを作っています。しかし、伊勢ファームはブルーチーズ1本という大変珍しい工房です。これは、本場フランスや十勝で修業してきた職人の伊勢昇平さんのこだわりの現れです。こだわりが強いだけでなく、日本全国の有名店や国際線のファーストクラスの機内食でも取り扱われており、おいしさもお墨付き。
伊勢ファームの『江丹別の青いチーズ』を実食レポート
舌にピリッと来るブルーチーズと違って、『江丹別の青いチーズ』は優しい味わい。ホロっとほどけていくように口溶けが良く、ミルクの甘味と青かびの香りのバランスも良いです。旨味も強く感じることができますよ。
これははちみつを少し垂らすと止まらない味。ソースやディップなどに入れてもブルーチーズの風味が活きます。
伊勢さん曰く、江丹別の青いチーズは「クサくないけどクセになる」。ブルーチーズ独特のクセや匂いには「好きな人」と「嫌いな人」がはっきり分かれます。まるでパクチーのようですね(笑)。筆者はブルーチーズもパクチーも大好き!
話が脱線しないうちにチーズの話題に戻しますが、ブルーチーズの味や香りはミルクとカビが作り出したものと考えると、とても神秘的。他のチーズにはない美味しさを、カビを巧みに利用することで生み出す。そこには職人の熟練した技が光ります。
ブルーチーズに使われる青かびは、伊勢ファームのミルクに合うように選び抜いたフランス産のカビを使用しているそうです。 江丹別の青いチーズは「世界一のチーズ」を目指しているということなので日々改良され、美味しくなり続けていくのではないでしょうか。
最後に
伊勢ファームの『江丹別の青いチーズ』を紹介しました。ブルーチーズにしては優しい口当たりでミルクの甘味と青かびの香りをバランス良く感じられる1品です。日々美味しくなることを目標にしているということから、定期的に買って今がどんな味なのかを確かめたくなるチーズですね。
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商品情報
商品名 | 江丹別の青いチーズ |
種類別 | ナチュラルチーズ |
原材料 | 生乳(北海道旭川産)、食塩 |
内容量 | 100g |
保存方法 | 要冷蔵(4℃以下で保存) |
製造者 | (株)ブルーチーズドリーマー 北海道旭川市江丹別町中央118 |