ハードタイプのチーズは熟成によって旨味が生成され、味のインパクトが大きくなります。筆者はこの旨味がチーズの“醍醐味”だと思っています。今回は「さらべつチーズ工房」さんの熟成タイプの旨味が強いチーズ『酪佳(らくか)』を紹介します。
お取り寄せ先の紹介
さらべつチーズ工房(北海道河西郡更別村)はJR帯広駅から車で約50分、十勝帯広空港から車で15分の更別村にあるチーズ工房です。
もともとは大根農家だった創業者、野矢敏章さんが2006年ごろ「自分でこんなおいしいものが作れるとは」と村で開催されたチーズ講習会で感化されたことからチーズ作りの道が始まりました。今では息子の譲司さんが二代目となり、チーズ作りを続けています。
パッケージにも手作り感があり、そこからも野矢さん親子の温かみが伝わります。
さらべつチーズ工房の『酪佳(らくか)』はどんなチーズ?
看板商品はゴーダーチーズの『酪佳(らくか)』。じっくり12か月以上熟成させたチーズです。
なんと2008年の洞爺湖サミットでふるまわれたことがあるほか、JALのファーストクラスの機内食に採用されるほど評価されているチーズです。
さらに24か月(2年)の長期熟成させた商品もあるため、チーズ好きにはたまらない工房と言えます。
※「きまぐれブルー」という面白い名前のブルーチーズが工房おすすめの逸品です。こちらは別の記事で紹介していますので、ぜひチェックしてください。
『酪佳(らくか)』を実食レポート
酪佳は鰹節のようなダイレクトな旨味を感じられるチーズです。クセは無く、ねっとり濃厚な口当たりと、ハードタイプらしい旨味を楽しめます。
表皮は硬いので切り落としても良いですが、食べられないような硬さではないのでお好きな方は食べても良いですね。筆者は食べます。ただ、表皮と一緒に食べると中のチーズの味がぼやけてしまうため、切り落としてから単独で食べることをおすすめします。
ハードタイプのチーズはチーズ本来の味を楽しむために、食べる15~30分前に冷蔵庫から出して室温に戻しておきましょう。切り方も、角切りにしたり、拍子切りにしたり、チーズの形を活かして三角に切ったりといろいろな切り方で見た目も楽しむことができます。
酪佳を切ってみると、トムとジェリーに登場するチーズのようなチーズの中にできる丸い空洞「チーズアイ」もところどころ発見!チーズの空洞を見つけると可愛くてなぜかテンションが上がります。この空洞はチーズが熟成されているときに発生したガスが溜まった場所です。
塩分は100gあたり2.13g。舌に感じる塩分も旨味と相まって強く感じるため、少量ずつを切り分けてお酒と合わせて食べたり、すりおろしてパスタやリゾットと絡める食べ方がおすすめです。
最後に
さらべつチーズ工房の『酪佳(らくか)』というゴーダーチーズを紹介しました。しっかりとした硬さで旨味も凝縮しているため、長期熟成チーズが好きな人にはきっと気に入っていただけるチーズだと思います。
日持ちもするので少し多めに買っておくと好きな時に美味しいチーズを食べられますよ。
商品情報
商品名 | 酪佳(らくか) |
種類別 | ナチュラルチーズ |
原材料 | 生乳、食塩 |
内容量 | 100g |
保存方法 | 要冷蔵(10℃以下で保存) |
製造者 | さらべつチーズ工房有限会社 北海道河西郡更別村字更別北1-95 |