「いかめし」は北海道渡島地方の郷土料理でもあるですが、多くの人が阿部商店さんの駅弁を思い起こすはず。「これぞ名物ご当地グルメ!」と言わんばかりの赤いパッケージはインパクトがあり、どこか懐かしさを感じますよね。
全国各地で催されるデパートの物産展や駅弁大会では、販売数1位になることもよくあってどこへ行っても大人気。作りたてを食べるのが一番ではありますが、今回はイベント会場に足を運ばなくてもその味を楽しむことのできるレトルト商品をご紹介します。この記事を読んだ後にはきっといかめしが食べたくなっているはず!
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甘辛く炊いたイカの旨味とモチモチのお米「いかめし阿部商店」の『元祖森名物 いかめし』

今回は北海道の南西部に位置する森町「いかめし阿部商店」さんの『元祖森名物 いかめし』をお取り寄せしました。生のイカに米やじゃがいもを詰めて煮込んだ料理として、大正・昭和初期に食べられていた「いかめし」。現在、よく見る形のいかめしの発祥が「阿部商店」さんであり、現在は3代目の社長が就任しています。毎年「京王百貨店」で行われる「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」では2020年で連続50回目の1位を記録し、翌年から唯一の殿堂入りの商品になっています。全国的に人気が高いのは知っていましたが、他の商品を抑えて50年連続1位は流石に凄すぎます。

レトロで懐かしさを感じるパッケージを開けると、2尾のイカとタレが入っていました。レトルトで真空パックに入っているので保存も効きます。お湯で茹でてもいただけるのですが、今回はレンジで簡単に調理しました。パックにイカを開けてそのままレンジ調理ができるので、耐熱容器要らずでとても便利です。
「いかめし阿部商店」さんの『元祖森名物 いかめし』を実食!

1尾をひとくちサイズに切り、付属のタレを満遍なくかけて早速いただきます。適度な弾力がありつつも柔らかくて食べやすい!イカの繊維に沿って裂ける食感がなんとも言えない心地良さ。じっくり煮込まれたイカの風味は魚介くささが全くなく、あっさりとしてイカ本来の独特な旨味が感じられます。イカの色は濃いですが、その割に味は程よく甘じょっぱくてお米とよく合います。

中に入っているご飯は国産のうるち米ともち米で、モチモチとした柔らかい食感がクセになります。お米にもイカの煮汁がたっぷり染み込んでいて美味しい!砂糖と醤油で味付けしたシンプルな料理だからこそ、たまに食べたくなるお味。肉厚なイカにお米が入っているので小ぶりながらも腹持ちがよく、2尾食べると結構満足感があります。
ヒントは戦時中の空腹と豊漁のイカから。「いかめし」発祥の秘密

いかめしの発祥は昭和16年。「いかめし阿部商店」さんの創業は明治36年に創業し、当初「阿部旅館」として運営していた「いかめし阿部商店」さんは、森駅開業と同時に駅構内でお弁当を売っていました。その後、第二次世界大戦中に米不足で悩まされる中、お米を少しでも節約できる料理として昭和16年に誕生したのがいかめしです。今ではその味を求めて森駅で下車する人もいるほど人気の駅弁になりました。「いかめし阿部商店」さんは、ほぼ毎日のように全国各地の催事にも出店しています。公式ホームページに催事スケジュールが載っているので、近くで開かれることがあれば是非足を運んでみてください。
まとめ

今回は北海道森町「いかめし阿部商店」さんの『元祖森名物 いかめし』をお取り寄せしました。弾力のあるイカとその旨味がたっぷり染みたモチモチのお米、甘じょっぱさがクセになる料理でした。気になった方は是非お取り寄せしてみてください!
商品 | 元祖森名物 いかめし |
内容量 | いかめし(140g)2~3尾、タレ1袋(50g) |
原材料 | うるち米(国産)、いか、もち米(国産)、醤油、砂糖、pH調整剤、カラメル色素 (原材料の一部に小麦、大豆を含む) |
保存方法 | 直射日光、高温多湿を避け、常温で保存して下さい。 |
製造者 | 株式会社 いかめし阿部商店 北海道茅部郡森町御幸町112 URL:https://ikameshi.co.jp/ |