北海道の鳥で、そのビジュアルから近年ファンが増え続けている「シマエナガ」をご存知でしょうか。白くてコロンとした見た目、つぶらな瞳とちょっととぼけたような口がとてもかわいいのです。
今回はチーズ工房チカプさんが作る同じ名前の白カビタイプのチーズを紹介します。
お取り寄せ先の紹介。工房のこだわりについて。

北海道根室市にあるチーズ工房チカプさん。こちらで使用している生乳は併設している「横峯牧場」の生乳です。横峯牧場はチーズ工房チカプの菊池亮太さん、芙美子さんご夫妻の芙美子さんの姉夫婦が営む牧場です。菊池ご夫婦は2013年の冬に東京から移住したのですが、その前の2011年に芙美子さんのお姉さんご夫婦が根室で就農して牧場を開業していました。お姉さんご夫婦の牧場に遊びに行ったことがきっかけで、根室でチーズを作ろうという決心がついたそうです。
工房の名前「チカプ」はアイヌ語で「鳥」という意味で、野鳥が多く住む根室にちなんだ名前です。
チーズの名前にも鳥の名前が付いているものが多く、パッケージの鳥のイラストも柔らかく温かな印象が感じられます。芙美子さんがウェブデザイナーであったこともあり、パッケージの可愛らしさからパケ買いする方も多いのですが、味も裏切りませんよ。
工房では新鮮な生乳と濃厚なチーズを使用したソフトクリームも食べることができます。ほのかに香るチーズの香りとさっぱりした牛乳の後味に病みつきになる人も多いです。
※チーズ工房チカプの『シッポのオイル漬け』、『シマフクロウ』というチーズも別の記事で紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
◆チーズ工房チカプの『シマエナガ』はどんなチーズ?

可愛いドーム型のパッケージに入った縦に長い白カビタイプのチーズです。容器に掛けられている帯状の紙には丸くてコロンとしたシマエナガのイラストが!
見つめられているようで心がほっこりしてきます。

ふかふかの白カビに覆われたチーズはまさしく、シマエナガのよう…食べるのがかわいそうにさえ思えてきます。
カマンベールチーズのような周りが白カビで覆われたチーズですが、「ブリア・サヴァラン」というフランスのチーズに似たタイプです。ほのかな酸味とリッチな味わいが特徴です。
生乳を一晩かけてゆっくり発酵させてから作るそうですよ。
『シマエナガ』を実食レポート

『シマエナガ』は熟成の進み具合で味わいや食感が変化します。

賞味期限の1週間ほど前に食べたところ、円柱状になっているため中心までは熟成は進まず、白カビの層の下にトロトロのチーズの層、中心部はねっとりクリーミーな固形のチーズがありました。
一つのチーズでこれだけ色々な食感や味を楽しめるなんて、なかなか面白い!

ミルキーでやさしい味わいでクセもないため、クラッカーに塗ってジャムと共に食べるとスイーツのよう。ドライフルーツが入ったパンとの相性もバッチリですよ。
全体がトロトロになるまで熟成させるには賞味期限を無視して自己責任になりそうですが、それを待っても良いかもしれないですね。
まとめ
チーズ工房チカプの『シマエナガ』をご紹介しました。かわいらしい見た目からは想像できないくらい、一つでたっぷり楽しませてくれるチーズです。ほんのりとした酸味がアクセントになり、飽きずに食べ切れますよ。
商品情報
商品名 | シマエナガ |
種類別 | ナチュラルチーズ |
原材料 | 生乳(根室)、食塩 |
内容量 | 95g |
保存方法 | 要冷蔵(10℃以下) |
製造者 | 菊地亮太 Tel. 0153-27-1186 北海道根室市川口54-3 チーズ工房チカプ URL:https://www.chikap.jp/index.shtml |