北海道登別市にある「のぼりべつ酪農館」さんは、学校としての役目を終えた旧札内小中学校の跡地を利用して作った、登別近隣の酪農家が搾乳した生乳を加工する乳業メーカーです。鮮度と品質の良い生乳で作るチーズはどれも絶品!今回は濃厚なミルクの風味が特徴の白カビチーズ『ア・ラ・ルーシュ』を紹介します。
お取り寄せ先の紹介
社長の三浦学さんは北海道のチーズ業界の中ではとても有名な方です。なんと、北海道の乳業メーカーに勤めた後にフランスでチーズ修行をした経験をお持ちのスゴイ人!筆者も一度お会いしたことがありますが、地域の乳業メーカーとしてチーズを作る理念と決意に心をつかまれました。
どのチーズも絶品で本場さながらの味なのですが、中でも白カビタイプのチーズが高く評価されています。のぼりべつ酪農館のチーズを食べるなら、白カビタイプは必ず選んでください。
※のぼりべつ酪農館の『ピエール・カレ』『New Bianca(ニュービアンカ)』というチーズも別の記事で紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
のぼりべつ酪農館の『ア・ラ・ルーシュ』はどんなチーズ?
今回紹介する『A la louche(ア・ラ・ルーシュ)』は、熟成の変化が楽しめる香りが豊かな白カビタイプのチーズです。「ルーシュ」はフランス語で「お玉」を意味します。一つ一つお玉ですくいあげて型に入れることから名前を付けられました。
濃厚なミルクの風味が特徴的です。賞味期限の1週間手前くらいまで冷蔵庫でじっくり熟成させることで、香りが深くなりチーズの内部がねっとりとします。自分の好みの熟成度合いまで冷蔵庫の中で待つことができるのが、ナチュラルチーズの面白さです。
『ア・ラ・ルーシュ』を実食レポート
『A la louche(ア・ラ・ルーシュ)』の見た目はカマンベールですが、「サン・マルセラン」のようにうっすら酸味があるチーズです。作りたては皮が薄くてホロホロした食感なのですが、熟成させることで皮が厚くなりチーズ内部がトロ~っとしていきます。熟成させると海外の白カビチーズ特有の舌にピリッとくる感覚も出てきます。
100gあたりの食塩相当量が3.3gで市販のカマンベールの二倍ほどの塩が入っているということなのですが、「しょっぱい」と感じるよりも「しっかりと味が付いている」チーズという印象です。
冷蔵庫でじっくり熟成させたチーズはねっとり濃厚!はちみつや黒コショウとの相性が良く、食後のデザート感覚で白ワインと共にチーズを楽しんだり、甘くて濃いアイスワインと合わせても良いと思います。
トロっととろけるテクスチャーはパンやクラッカーに塗るにもぴったり。オープンサンドもおすすめです!
最後に
のぼりべつ酪農館の『A la louche(ア・ラ・ルーシュ)』は自分好みの熟成度合いで楽しめる本格的な白カビチーズです。トロトロに熟成されたチーズが好きな方は是非、賞味期限ぎりぎりまで冷蔵庫で保管してみてください。待つ時間もナチュラルチーズの醍醐味ですよ!
商品情報
商品名 | ア・ラ・ルーシュ |
種類別 | ナチュラルチーズ |
原材料 | 生乳(北海道)、食塩 |
内容量 | 90g |
保存方法 | 要冷蔵(10℃以下で保存) |
製造者 | (株)のぼりべつ酪農館 北海道登別市札内町73-3 公式サイト:http://www.rakunoukan.com/ |