今回ご紹介するのは、白糠酪恵舎さんのウォッシュタイプのチーズ『ロビオーラ』です。“ウォッシュチーズ”と聞くと「クサくて食べられない!」と苦手意識を持つ人も多いですが、今回はクセが少なくさっぱりと食べやすいチーズをご紹介します。
お取り寄せ先の紹介
道東エリアの釧路市の隣町、北海道白糠町にある「白糠酪恵舎(しらぬからくけいしゃ)」さん。酪農村の恵みである搾りたての美味しい生乳を地元で活かしたい、という願いを込めて名付けられたチーズ工房です。生乳の扱いに細心の注意を払うことでミルクの風味を最大限に引き出すように加工しています。
本来、本場イタリアのチーズは郷土料理という立ち位置です。酪恵舎も地域の郷土料理となるチーズを作り出したいという思いから、イタリアで製法を学び、その技術と日本人の精神で日本人が美味しいと感じるチーズを追求しています。
※白糠酪恵舎の『タンタカ』、『テネロアルヴィノ』というチーズも別の記事で紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
白糠酪恵舎の『ロビオーラ』はどんなチーズ?
今回ご紹介するのは「ロビオーラ」という名前のウォッシュチーズです。「ロビオーリ」はイタリア語で「赤くなる」という意味で、熟成が進むにつれて表面が赤くなることから名づけられました。だんだん赤くなるチーズ、と聞くとなんだか頬っぺたのようでかわいらしいですね。この赤色は「リネンス菌」というチーズを熟成させる菌によるもので、ウォッシュチーズ独特の強い匂いはこのリネンス菌が放つものです。
ムッチリとしたチーズの表面を塩水で2日おきに洗いながら熟成させ、仕上げにグラッパで香り付けをしたウォッシュチーズです。
白糠酪恵舎の『ロビオーラ』を実食レポート
ウォッシュチーズは匂いが強くてクセのあるチーズが多いですが、ロビオーラはウォッシュチーズの中でも匂いが控えめのチーズです。表皮からはグラッパのほんのり甘いような香りがし、食べてみてもグラッパの風味が感じられます。
濃厚なミルクの舌触りと鼻に抜けるウォッシュの香りは、魚介類が持つ磯の香りとの相性が良いです。海苔でそのまま巻いて日本酒と合わせてみても良し、シーフードグラタンのアクセントにロビオーラをちぎって乗せて焼いても美味です。
熱を加えると溶けやすく、クリームソースのパスタに少量溶かすと奥深い味わいを楽しめます。
そのまま食べる場合は、爽やかな香りと甘みをもつ「金柑」と合わせるとスッキリ食べられますよ。ティラミスを作る時に少量混ぜてみるとワンランク上の味わいになります。
ウォッシュチーズの美味しさのピークは比較的短めです。あまり長く保管せず、早めに食べた方が本来の美味しさを楽しめます。
最後に
白糠酪恵舎の『ロビオーラ』というウォッシュチーズを紹介しました。独特の匂いはあるものの、海外産に比べると控えめで食べやすく、そのままはもちろん、色んな料理に加えても美味しいです。国産のウォッシュチーズを召し上がってみると、新たな美味しさに気づけるかもしれません。おすすめです。
商品情報
商品名 | ロビオーラ |
種類別 | ナチュラルチーズ |
原材料 | 生乳(白糠町産)、食塩 |
内容量 | 110g |
保存方法 | 要冷蔵10℃以下 |
製造者 | 株式会社白糠酪恵舎 北海道白糠郡白糠町茶路東1線116番地11 |